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投資力学ジュニア

投資力学ジュニア

資本利益率(ROEなど)の定義

記事の中に出てくる資本利益率の定義は基本的に以下の通りです。

平均ROE

 ROE=純利益/株主資本ですが、分母は当該決算期末とその前期決算期末の平均を用います。
 分母の株主資本は、新会社法施行以前の決算期については旧会社法における純資産で代用されることがあります(明記しません)ので注意が必要です。
 株主資本(時価評価損益などの影響が排除されている)と純資産が大きく異なる場合は、株主資本を自分で算出して分母としますが、差が小さい場合は純資産をそのまま分母として使用しています。

平均ROE=純利益/((当期末株主資本+前期末株主資本)/2)

平均ROA

 ROA=純利益/総資産で定義し、平均ROEと同様に分母は当期末と前期末の平均値を取ります。
 ROAの分子に純利益の代わりに経常利益を用いることもありますが、本ブログではこれを「経常ROA」と呼ぶことにします。

平均ROA=純利益/((当期末総資産+前期末総資産)/2)

平均ROCE

ROCEは「負債ベースのROIC(投下資本利益率)」です。
つまり、ROIC=NOPLAT/投下資本 の分母である投下資本を、

投下資本=有利子負債+株主資本

としています。投下資本についても平均ROEの株主資本、平均ROAの総資産同様、当期末と前期末の平均値を用います。

またNOPLAT=営業利益×(1-税率)で、税率は実効税率の40.87%に近い41%を採用しています。


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